「Kingとは、
この学園の中ですべてにおいて
優秀なものだけがなれる、

選ばれた血を持つ者たちのあつまりだ。」


『・・・・すべてって?』



私は、
首をかしげる。



「アバウトにいうと、
知識、ルックス、
運動、地位、知名度、
において、優秀な人ってことですね。」



宮川くんが、
自分の髪をすきながら言う。

そんなキューティクルなサラ髪を、
見せ付けないでください・・・。



「だから、僕らは、選ばれた血。
めったなにこんな人、
いないでしょVvv」



可愛い顔してサラッっと
ナルシストなことを言う立花くん。

意外と黒かったりして・・・。



「わかったか?
kingに選ばれたということは、
俺様たちが、
この学園の頂点。

俺様たちが、中心だ。

だから、
俺様たちに逆らうことは
許されない。」


『へぇ~。』


「反応薄ッ!?」


意外とツッコミだった、
総司くん。



「てか、
俺たちを前にして、
お前は何も思わないのか?」



禅宝寺くんの一言で、
私の思考が止まる。。。



『何も・・・・。』