「俺様の命令に逆らうのかッ?!
kingのリーダーをしている俺様に!!!」



king・・・。
王様ってこと?


私が考え込むと、
一人の女子生徒が口を開いた。



「大和さま。
紗月さんは、
今日転校してきたばかりなので、
多分、kingについてわからないと思いますわ。」


「そうだね。
綾部さんは、
ほかの、
しかも庶民の学校から来たんだ。

Kingについて、
何も知らないと思うよ。

だから、
そんなに怒んないでよ大和。」



宮川くんがそういうと、
目くじらをたてていた龍遜寺弟が、
脱力をした。

そして、ため息をひとつ。



「そうか・・・。
取り乱してすまなかったな。

知らないなら、
俺様たち、Kingが
じきじきに教えてやるよ。

今日の放課後、
お前の教室に迎えにきてやる。」


『いや、
大丈夫です。

友達から聞きますから。』



さめた声で思わずいってしまった。
だって、
自分勝手すぎるんだもん。

むしろ、
脳内がフリーダムだよ。この人。

てか、なんか、
人だかりできてるよw


「そういわないで、
僕らKingがじきじきって、
凄いことなんだよ。

んじゃあ、放課後ねww」



ふたりは、
そういうと、
さっそうと人ごみの中にまぎれていった。


なんか、嫌な予感がするよ・・・。