!!!!ドンッ!!!!



誰かにぶつかって、
倒れてしまった。


『あっっと・・・ごめんなさい。
ちゃんと、
前を見て歩いてなかったから・・・。』


「いや、
僕らこそ、ゴメンね。
大丈夫だった?」



一人の男の子が、
手を差し伸べてくれた。

見た感じ、175cmくらいで、
王子様みたいな顔つき。

金髪の長い髪を
後ろの下の方で束ねている。

男の子は青い瞳を細くさせ
にっこりと笑って立たせてくれた。


てか、
僕らっていった?

あれ。

女の子達の黄色い声が、
凄いことに今ごろ気が付く。


すると、



「オイ。
お前、、、」



ふぃに、
誰かにお前呼ばわりされた。



「この、
かっこいい王子様に助けられて、
黄色い声もあげねぇのか?」



金髪の男の子の後ろから現れた、
カラス色をした髪の男の子。

これまた、
女の子達の黄色い声が
あがる。

何か、俺様って感じだなぁ~この人。



「なぁ。
なんで、
俺様を見ても、
叫ばねぇんだ?」



男の子は首をかしげる。

なんでっていわれても、
ねぇ。。。