「…別れよ?」
自分で言っておいて
涙が溢れてくる。
「は?何がどーなればそうなんの?」
予想以上に
怒ってる悠哉…。
「だって…ッゆぅの荷物になってる…あたしがいなかったらすぐ美容室に決めれるはずでしょ…?」
「………。」
そこで黙った悠哉に
ちょっと心が
いたんだ。
『そうじゃないよ』
って言ってくれる事を
ちょっと期待してたから。
「…だから…ね?終わりにしよ?」
言葉とは裏腹に
心の中では
離れたくないって…
一緒にいたいって…
そう思ってる。
「俺、東京いく」
嬉しいけど
それじゃだめなんだよ…
「だめ。悠哉はスカウトされる程すごい腕があるんだからっここで頑張って…あたしのためなんかに夢すてないで…」
指輪を外した。
悠哉が一生懸命
バイトで働いて
買ってくれた。
この時も別れちゃった
んだよね…
「認めねぇよ…遠距離でもやっていけんだろ!!?」
悠哉の目に涙が
たまってる
「…無理だよ…。いつまで遠距離するきなの?♪」
無理して
笑顔作った。
悠哉が泣くから…
「ゆぅ…しあわせッだっ…た…よ…?」
でも…
とまんない。
「別れねーよっ!!」
抱きしめられた。
だめだよ…
離れられなくなっちゃう。
…だめだよ…。