なんだかわからないけど
箱がぼこぼこに
なってる…。



小さいピンクの
リボンをほどいた…


これってもしかして…





開けた瞬間
また涙が溢れ出した…




「指輪………っ」








ギュッと握って
一人でばかみたいに
泣いた。






「実優!!??」



「な…な…」




「どしたのあんた学校休んでっこんな所で泣いてんの〜!!?」


「…ふぇっ…ん」





「あーわかったわかった!まずあたし家行くよっ!!?」






ななに引きずられながら
あたしはもう
ボロボロだった…