嫉妬と怒りの炎らしきものを放つ忍と、涼しい顔で受け流している命を見比べて、透は思った。


(年期が違うぜ…。)


今にも逃げたい雰囲気の上、誰もが動けない状況なのを打ち破ったのは命だった。


「あ!そう言えば、さっきの続きを話さなきゃね?…坊やが追っていたのは鎌鼬?」


「そうです。」


「そう、じゃあ都合良かったわね。
さっき私と遊びたがってたから、鬼ごっこしたのよ。
…すぐ疲れて寝ちゃったわ。」


その言葉に透と月読は冷や汗をかいたが、状況の分からない彩音達は、不思議そうな顔をした。


「どういうこと?」


忍は疑惑の眼差しで問いかけた。