「ん?…ちょっと待って沙綺!彩音!」
それまで甘味処に入るとだだをコネてた彩音と、ゲッソリしてる沙綺に向かって、忍が声をかけた。
「今気が着いたんだけど、月姉達が話してるあの女は誰?」
その声を聞いた沙綺と彩音は、同時に透達の方へ顔を向けた。
「誰だ?あの色っぽい姉ちゃん。しらねーよ。」
「彩音も知らなぁい。……おっぱい落ちそうだねぇ!」
彩音の言葉で忍は目を向けたことに後悔した。
「…そうね、気に入らないわ…。」
そして彩音をキッ!っと睨みつけた。
「そんなことはいーの!」
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