(ん?俺変なこと言ったっけ?)

返事がなかったので、怒ってるのか照れてるのか分からなかった透は、自分が言ったことを考えてみた。


(別に…怒られるとこはないな?聞いてなかっただけかもな?)

透はあまり気にしないことにして、約束の食器洗いを始めた。



ジャー…ゴシゴシ…


(それにしても、屋敷の戦闘での被害といい、沙綺の師匠の御影さんですら重体…。
鵺、あのニヤけたオッサンそんなに強かったのか?)

透は洗い物をしながら、今まで二度会ったことのある鵺の姿を思い出していた。


(白蓮様はしばらく襲撃はないと言ったが、鵺以外の妖が他にもいる限り油断はできないな…。)

透は今回の襲撃事件で、幾つか疑問に思うことがあった。

しかし、確証も根拠もないため、その話については明日白蓮の話を聞いてから再度考えることにした。



(取りあえずは、明日だな…。)