もっと緊張するかと思ってたケド




タカラが


「ナナ・・オレを呼んで」

って囁いて



私はとぎれとぎれにタカラの名前をずっと呼んでいて


そのコトも


タカラの体温にも



私は安心を覚えた








「オレお前の事ホント一生大事にするから・・・」





その夜はタカラに包まれて眠った




タカラもその日は


うなされてなかった








そうして



タカラと一つになれたから



タカラが家を出る時も



笑って送りだせたんだ





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