「ナナちゃんの行動は分かりやすいンだよ」



「そこがかわいいンだけどさ・・・」




メグミは優しい口調で話しを続ける





「好きなら・・・我慢しなくていいじゃん?」



私を撫でる手が心地いい





「・・・無理・・だよ」



ごまかせばいいのに


つい本音を吐き出してしまう




「どこが無理?」



「だってタカラとは・・家族だし・・・比呂也君と」



グイ



メグミに両手で顔を挟まれて間近で目を覗き込まれる


「ナナちゃんは宝が好きで、宝のバカも当然ナナちゃんのコトが好き」



「面白くない程に両想いじゃん!」