今までのことを全部含め、
私に出来ることはただ一つしかないと…
それはお金を貯めることであった。
その日私は
小説を買いに行こうと本屋さんに向かった。
本屋さんで私は一冊の本を手にとった。
薄い本にされており
あまり目立たないような本。
中をペラペラめくっていると
【明日はきっと大丈夫】という題で書かれた文があった。
【明日はきっと大丈夫】
夢を持っている君へ贈る。
夢を見ることは素晴らしいこと。
ただ焦りすぎてしまった夢は違うな。
計画って大事だと思う。
あなたが見つけたその夢は、
年齢制限あるのかな?
僕はどの夢にもないと思うんだ。
だから、焦らずゆっくり
少しずつ、夢っていう素晴らしいものを
あなたのキャンバスに描いていけばいいんだよ。
本で知らされたこと。
私は焦りすぎていたんだ。
って。
心に確かめることができた。
そう感じた今がすごく大切な時間で
その大切な時間をこれからの時間につなげられたらいいな。
そう実感した。
心の中で焦っている自分がいる。
その事実っていうのは、この本を見て初めて知らされた現実。
それに、芸能界っていう夢は、
私にとってまだまだ遠い夢だということが分かった。