「はい!!
行きますよ〜♪」

カメラマンが合図する。

「あの…
あたしは、どうすれば…!?」

戸惑っている、あたしを見て
また笑顔で…

「俺がリ−ドするから…
流南は何もせずカメラ見て!」

そう言ってくれた…

"優しいなぁ〜"

あたしは圭人にリ−ドされて
どんどん写真を撮ってもらっている。

"楽しい!!
圭人は、格好いいなぁ…"

こんなに近くに居ると言うのを思い出すと恥ずかしくなって来る。

"あたしは何て運がいいんだろう……"

あたしは嬉しくてたまらない!!
撮影が終わり…
カメラマンのおじさんが近づいて来て…

「キミ、モデルにならないか!?」
「はぁ…はいぃ!?」

突然…
そんなことを言われた。

「あ…あたしがモデルゥ!?」

またまた声が裏返り…
圭人が隣で爆笑している。

「ククッ…きゃはは…あはは…」
"恥ずかしい…
裏返ってばっかで…"

「キミは、スタイルも普通に
いいし…
特にその目!!!
カメラに向けて見る目がスゴくいい!!
だから、モデルになってくれ!」
頭を下げて頼んでくる。

"あたしの目…!?"

「い…いや…あたし…」

"あたしがモデルなんて…
無理…"