「おはよ〜♪」
「おはよう♪」
普通に教室に入って…
席に座る。
その途端に
みんなが近づいてきた!
「ねぇ!ねぇ!
モデルやるんだよね♪
すご〜い☆」
「う…うん!」
みんなキラキラした目で
いろいろ聞いてきた。
「はぁ―…
朝から疲れた―…」
あたしは、もう疲れ果てた。
「る〜な♪」
沙也加が元気にやって来た。
あたしはと言うと…
「…あ"ぁ"
―――…はぁ」
ダルそうに答える。
「聞いて!聞いて!
今日ね、男の子がココ
に来るんだって!!
しかも…3人も♪
イケメンかな〜?」
イケメン大好きな沙也加は
デレデレしながら言う。
もちろん、あたしは
興味ない。
……シカト。
「ねぇ〜!
聞いてる〜?」
「はい、はい。
聞いてるよ……」
沙也加が…
どうなることやら?
ガラガラ
先生が教室に入って来た。
「お〜い、席着け―!!
んで、今日は3人の転入生
を紹介する。」
そう言った途端…
みんなヒソヒソと話している。
「誰だろ〜?」
「男かな?女かな?」
「かわい子ちゃんがい〜♪」
教室がガヤガヤとなる。
「はい、静かに〜!
んじゃぁ…入りなさい。」
先生が言うと…
3人の……
男の子が入ってきた。
「え……?」
あたしは、驚いた。
"どうして…?
何でなの……?"
もう2度と会えないと
思っていた人が…
今―――――………
ココにいます。
「はじめまして。
……愛川・圭人です」