「家族」

と言う心は静かに壊れた。

私が「家族」と思っていたものは
「家族」ではなかった・・・。

もう何年も言われ続けて
それでも必死だった。

高校三年間は友達が出来ないでいた時期もあったけど
それでも仕事と勉強をして
少しでも
彼らのために必死にやっていた事も
全てが
無駄な行為だったのはよく理解した瞬間だった。

10代
まだ子供なこの最後の日にだけは
家族であってほしかった・・・。