少しして、
マキちゃんだけが
崎美君のもとに
残っていた。





2人とも何やら
真剣な顔で
話している。













あたしはこれ以上
見たくなくて、





席に戻って
試合が始まるのを
ひたすら待った。














「なあ、茜!
なあなあ!!
今愁と話してる
女の子誰だよ?

お前もこんなとこ
いないでさ、
下行って愁に
アピールして来いって…

いだっ!!」

「渉太うっさい」

「皐月ってすぐ
殴るよな~…」

















…皐月には全部
お見通しみたい。










後でちゃんと話そう。




















そうして3人で
話していると、





ついに決勝戦が
始まった。