「おはよー!」
「あ!茜ちゃんだ!」
「茜ちゃんおはよー」
「みんな今日は
頑張ってね!
あたしお守り
作ってきたから」
「お~!
やった~!!」
「こーゆうの
憧れてたんだよ~!」
みんながあたしの
お守りを嬉しそうに
持って行く。
それだけであたしは
嬉しかった。
「はい…崎美君も」
「さ、さんきゅ…//」
「あ!愁照れてるぞ~」
「しょうがねえだろ!
こいつ奥手なんだから」
「今までどんだけ
ファンの子が
こーゆうの持って来ても
受け取らなかった
もんな~!」
「黙れよ!//
早く行くぞ!」
そっか。
今までは
もらわなかったんだ…。
無意識に嬉しくなって
いると、突然目の前に
お守りが出てきた。
「茜…これありがとね?」
「あ、うん。
大和君も頑張って」
「ま、オレは
幽霊部員だから
出れないだろうけど」
大和君って…
なに考えてるんだろ…。
あ!いけないいけない!
あたしもベンチに
行かないと!