「あのね、あたし…」 渉太はじっと 耳を傾けてくれてる。 言うなら今しかない。 「…応援してるからね」 「おう!サンキュー!! 茜はいいやつだな」 渉太の手が ポンポンと頭をなでる。 「あたしちょっと ここにいるから、 渉太は先に みんなのとこ行ってて?」 「え?大丈夫か? 具合悪くなった?」 「ううん。大丈夫」