「よし」








あたしは鏡の前で
気合いを入れた。










なぜなら今日は
美紅、あたし、
渉太、崎美君で
遊びに行く日。










美紅に頼まれて
渉太を誘ったけど、

もちろん美紅と渉太を
わざわざ2人に
する気はない。





と、いうわけで
無理やり崎美君を
巻き添えにして
4人で出かける
ことにしたのだ。














美紅に嘘つくのは
すごく辛いけど…







あたしも必死なんだ。













きっと経験値は
あたしが上よね。





今までだてに
男の子と
遊んでないわよ!










あたしは力強く
玄関からの
第1歩を踏み出した。