その時、









ポンと肩に
手が置かれた。










見上げると…













「あ!愁!
おっすー!!」











崎美君は
ただ黙って数秒
手を置いただけ
だったけど、










がんばれ







って言ってくれてる
ような気がして…













あたしは頑張る
ことにした。











だってさっきの
渉太の反応からして、





多分美紅と渉太は
そんなに仲良くないよね。











渉太はあたしの方が
しゃべりやすい

って言ってくれたし










まだあたしにも
勝ち目はある!














あたしは心の中で
拳をつくった。