「何泣いてんだよ」 そっとあたしの涙を 拭ってくれた。 「だって… だって愁っ…」 「ありがとな茜」 「ふえ~っ」 「もっとかわいい 泣き方しやがれ///」 あたしは愁の胸で 泣きじゃくった。 照れた顔を ごまかそうと そっぽを向く姿も、 たまらなく愛しい。 あたし… 愁に出会えて、 愁の彼女になれて、 本当に良かったよ…。 そうしてあたしたちの 3年間は幕を閉じた。