「おっはよ~!」

「…もう昼過ぎだろ」

「いいのいいの!
どうせ愁は今まで
寝てたんでしょっ!」

「あのなあ…」

「あっ!そうそう!

先生からも許し出たよ!
愁の卒業式!!」






















そう。





愁のために何か
したかったあたしは



愁も卒業式に
出席することを
提案したのだ。





愁はまだ運動すると
倒れてしまう程度だし

どうしても愁に
いい思い出を
作って欲しかった。





担当医の先生は

今のところ身体の
調子も良好だし、
卒業式くらいなら
大丈夫だそうだ。