愁があたしを
避けてたのは…



何のためでもなく
あたしのため
だったんだ…。













早く…



早く病院に行かなきゃ…!















病院まであと
数十メートル。










ドンっ!



「きゃっ!」
















そこで曲がり角を
曲がると、誰かと
ぶつかってしまった。










「すみませ…!!」

「茜…!!」