赤井くんの何気ない言葉に、 目の前が真っ暗になった。 黄田も驚いていた。 「ええっ俺知らねー!まじ?」 しかし、酔っていたみっちゃんは 「知らねーの?子持ちだよ?ハハハ」 と笑う。 「知らない………」 「あたし知らないよ………」 憔悴したあたしに気づかない赤井くんが言葉を続ける。 「子ども五歳だっけ? まだ小さいのに出動大変だよなー」