なぜかブラックがあたしの隣に座っている。 「つーかそこは青木くんの席だから! どいてよ汚れる!」 「ここしか空いてないだからしょうがねーだろ うるせーな」 あたしが必死に言っても、退かない。 「カレーの材料だけあるんだけどねー」 「青木のカレーじゃないといや! カムバック青木!」 と黄田が叫ぶ。 それはあたしのセリフだっての。 「お前作れないの?」 ブラックが煙草を吸いながらあたしを見る。