一面緑のじゅうたんに倒れ込んで空を見上げる

草の匂いが僕の鼻をかすめる

夏を運んできた風があたりの草を揺らし、草が僕の鼻をくすぐる

よくわからない虫が腕を登ってきて、その度に虫を振り払う

天井には青い空

所々に柔らかそうな雲がいくつも浮かんでいる

太陽と重なる度に僕の体を影が包む

ゆっくりと形を変えて動く雲

そして僕は一度大きなあくびをして、瞼を閉じる