蜘蛛の巣にかかってしまった君を見ても、僕は君を助けられない

僕にそんな力はないんだ

いくら暴れたってこの糸を切ることなんか君にはできない

当然僕にも…

いくら羽ばたいたって

いくらもがいたって

再びこの大空を飛ぶことは出来ない

再び綺麗な花にとまることは出来ない

でも…

君を見殺しになんかできない

蜘蛛の巣には二匹の蝶が重なってかかっていた…

それはまるでハートの形のようにも見えた