そして林檎の同窓会。



緊張してる林檎がトイレに行ったから外で待ってた。



「ねぇねぇ、誰かの彼氏!?」

「えっ!?あっ、まぁ…」

「誰の!?超カッコイイんだけど~!!」

「林檎。川崎 林檎」

「は?あの林檎?」



バカにされてるぞ~。



本当に友達がいないみたいだな…。



「ごめんね虎君っ!!」

「別に。ほら、お前の友達」

「あっ…」



控えめな林檎がさらに控えめ…。



モジモジしやがって。



「あれって川崎!?変わったな~」

「アイツ、暗くなきゃ元はカワイイって噂だったよな。化けたな~」

「声かけてみねぇ!?」

「かけっか!!」



おい、俺の林檎だぞそこのバカ。



殺されたくなきゃ話しかけんな。



「川崎っ!!」

「えっ!?」

「久しぶりだな!!なんかカワイくね!?」

「あのっ…」



どうしてくれよう…。



さすがにここでボッコボコはマズイ…。



「紹介しろよ林檎」

「あっ、こちらが増田君で…誰でしたっけ…」

「よろしく、林檎の彼氏です」



ギュッと手を握ってやった。