そう思ったのに、虎君の口からは意外な言葉…。



「学校は楽しいぞ!!」



へっ!?



あなた誰!?



熱血教師!?



「楽しくねぇよ…。先輩とか後輩とか、マジでめんどくせぇし…」

「お前まさか…」

「あんたにはわかんねぇよ俺の気持ちなんか」

「俺様を舐めんなよ弟。真面目に話さねぇなら今すぐぶっ殺すぞコラ」



やっぱりそうなるんじゃないですかぁ~!!



虎君の豹変の仕方にビックリした海里がムクッと起きた。



「高校入ったら族に入れって言われてて…。だったら就職してバックレっかなってさ…」

「族…?シカトしときゃあいいだろそんなもん」

「は!?あんたバカ?ここらじゃいちばんデカイんだぞ!!俺だけじゃどうにもなんねぇし…」

「だったら意地でも入らなきゃいい話しだ。まぁ俺ならフルシカトだけどな」



虎君ならやりかねない…。



誰の下にも着きたくないって言いそう…。



まぁそれが虎君のカッコイイとこなんだけどね。