その友情を知らなかったあたしに一通のハガキが届いた。



それは中学の同窓会の知らせ…。



中学の時の担任が結婚するらしく、みんなで祝ってあげようみたいな…。



はっきり言って行きたくない。



暗かった時の自分しか知らない中学の同級生にはあんまり会いたくなかったりするから。



しかもムカつくコメント付きだった。



『カレカノ同伴アリだよ!!まぁいないならあのイケメンの弟でも可!!(笑)』



って。



なに『(笑)』って。



物凄くバカにされてる…。



夏休みの初めにある同窓会…。



やっぱり欠席しよう…。



「じゃあ日本史の授業は2学期までないから。よい夏休みを~」



誰も聞いてなかった授業も終わり、今日はもう帰るだけ。



虎君はきっと誰かと遊ぶんだと思う。



最近ふたりで過ごしてない。



「カラオケ行く!?」

「行く!!」

「虎も誘えば?」

「虎君がカラオケ!?」



イメージじゃない…。