早朝の学校。



1年の教室に俺と翠と京平と海里。



まず一匹捕まえっか。



「ちょっと聞きたいことあんだけど~」

「なんだよ」

「光輝のケガは誰がやった?」

「さぁ?知らねぇし」



翠が優しく声をかけたものの、ムカついたから一発殴った。



光輝をあんなにしといて…。



マジぶっ飛ばす。



「虎、手ぇ早過ぎ…」

「『知らねぇ』とか言いやがったからつい…」

「マジで知らねぇのかもよ?」

「んなわけねぇだろ。コイツのボタンはランだ」

「おぉ、マジだ。まさかの幹部チャン?」

「そのまま連れて来い」



翠がズルズル引きずって連れて来た空き教室。



拷問の時間だよボクチャン。



「で、人数はどんだけ?」

「関係ねぇだろ!!」

「死にてぇかガキ」

「うっ…。ひゃ、100ちょい…です…」



1年の半分か…。



楽にやっつけちゃえ的な。



「どうする?3F動かす?」

「いや、俺らで十分だろ。無敵の京平もいることだし?」

「なるほど…」



やっと京平の実力発揮だな。