そのまま学校で寝るのは不可能だった。



俺って人気者なんだな~…。



ヤバイ眠い…。



でも今日は林檎とメシ食いに行って、家に帰って~、そんで…。



ムフフ…。



「虎、みんなであんたんち行くって話しになったよ」

「あぁ!?なんでモモが来るんだよ…」

「お坊ちゃんのお家が見たぁい!!」

「今日はムリ。マジでムリ!!」



帰りのホームルーム前に林檎と逃げた。



これ以上構うな…。



俺は林檎といいことすんだから…。



「荒瀬ぇぇぇ!!」

「今度は藤子かよっ!!」

「いいとこにいたっ!!川崎も手伝え!!」

「帰るっつーの!!」

「ダブらせんぞおめぇら」



もう…ヤダ…。



藤子に捕まって連れて来られた資料室…。



大量の学校案内パンフにプリントを入れるって仕事…。



「じゃあ終わったら帰っていいからな。お先~」

「お先じゃねぇよ!!」

「ダブる?」



クソッ…。