責任感じるくらいなら女とよりでも戻せってーの。



「あっ、アイツら相当ショックだったみてぇだぞ。俺がぶっ潰した契約」

「お前そんなことしたのか!?」

「俺を敵に回すってそういう意味だ」

「怖っ…」



それくらいのことをしたんだ。



まだまだ安いくらい。



「ねぇ、虎君と柴田君の関係ってなに?」

「なんだっていいだろ。今日の体育サボるぞ」

「え゙っ!?」

「好きなら従っとけ」

「うん…」



気にしちゃいけない…。



気にしない。



なにも心配はいらない。



死んでも離さねぇから。



その日は体育をサボって俺達のたまり場になってる飽き教室で昼寝した。



林檎のひざ枕は気持ちいい…。



今日も帰すのやめよ…。



「虎いるかぁ!?」

「ん~…。死んでる…」

「聞けよ!!」

「うるせぇ京平…」

「彼女できた!!」

「あっそ…」



俺の眠りを妨げんじゃねぇ…。