帰ったら届いてた服をあたしに着せるのが満足なんだとか…。



さっきから着せ替え人形状態…。



そこへ帰ってきた虎君御一行。



お母さんがあたしに服を買ったことを虎君に話してた。



「やべぇ、これ好き。林檎、これ着てみ?」

「へ!?」

「やっぱり林檎は赤だよな~」



虎君も少しおかしいのかな…。



この大量の服を見てなんとも思わないなんて…。



虎君の友達は買ってきたゲームに夢中だし…。



「林檎チャン、疲れたでしょ?部屋で休んできなよ」

「そうしまぁす」



ご飯はお母さんが作るからあたしは虎君の部屋で一休み…。



気疲れした…。



そう思い、ベッドにダイブすると虎君が部屋に入って来た。



「なぁに?」

「俺がいたらダメなわけ?」

「友達と遊べばいいじゃん…」

「怒ってんだろ。お前連れて行かなかったこと」

「別に~。あたしは邪魔者だもん…」



拗ねてるけど。