くわえタバコの藤子チャン…。



「わりぃな最中に。でもコイツら捕まえたからそのままってわけにはいかねぇじゃん?」

「ご、ごめんな虎…」



気まずそうにしてるのは翠君と京平で…。



虎君の手があたしの体から離れた。



よかった…脱ぐ前で。



「お前ら部屋前で正座」

「見逃すって選択肢は?」

「ねぇよ。ガキが修旅先でイケないことなんかすんじゃねぇバカ。そういうことは家でヤれ」



あたしと虎君の思い出…。



正座すること3時間…。



足痛いよ…。



「寝てんじゃねぇよ京平…」

「母ちゃん!!醤油は買っとけって…言ってんだろ~…」

「寝ぼけやがってマザコンがっ!!」

「いだっ!!ひでぇな母ちゃん!!んっ!?虎か…」



虎君の機嫌は最悪でございます…。



帰ったらいっぱい甘えよう…。



もうなんの心配もいらないよね?



あたしも…ごめんね虎君…。



でもよかったぁ~…。