虎君の優しいキスに溺れちゃう…。



「ごめん、止まんない…」



このままでもいいかなって思った時だった。



急に唇を離した虎君が立ち上がった。



「戻ろう」

「へっ!?」

「なんか…嫌な予感がする」



嫌な予感!?



それは虎君の人格が変わる前の野獣の直感みたいなものでした。



「お前ら邪魔」



ガラの悪そうな5人の男が公園にやって来た。



前の虎君なら『お前らが邪魔』そう言うと思う…。



でも今日の虎君はヘラッと笑った…。



「邪魔者は消えまぁす」



それが正しい選択!!



今の虎君がケンカ出来る気がしないし、ましてや修学旅行先でケンカはマズイ…。



なのに…。



「彼女カワイイな。ちょっと貸してくんね?」



最悪な状況!!



どうするの!?



翠君とか呼ぶべき!?



「貸す…?意味がわかりません」

「だから、女だけ置いてけって言ってんの」

「Please talk in English」



それ絶対逆効果~!!