全力疾走した後のような、虎君の荒い息遣いがたまらなく好き…。



今はあたしだけ…。



虎君もあたしに溺れてる…。



「林檎…」



終わった後は必ず愛しそうにキスをしてくれる…。



これもたまらなくいい…。



「マジでいつか壊れんじゃねぇかと思う」

「壊れないって…」

「じゃあもっかい…」



虎君に壊されるならそれもアリかな…。



って、本当に体が持ちません。



連日のケンカは他校生と。



虎君の名前が広く知れ渡ってしまい、学校以外は安全じゃない。



だから最近は誰かと一緒に登下校してる。



でも明日はパーティだからケンカは絶対ダメ!!



『0時になったらお祝いしようね~!!』



なんて甘い言葉は一切なかった誕生日の0時調度は、虎君の腕の中にいた。



そしていつの間にか眠ったあたしが起きたのは目覚まし代わりの携帯のアラーム。



ガバッと虎君が飛び起きてビックリ…。