無言でお肉を食べてる虎君はあたしの視線に気付き…。



「まぁそういうこと」



それだけ言ってまたお肉を焼き始めた。



なにがなんだか…。



とにかくあたしは改造されちゃうんだね…。



とんでもないことになっちゃったかな…。



「今日は帰るね…」

「送る」

「え゙っ!?送り…狼?」

「おぅ」



虎君が送ってくれたアパートでは当たり前のように虎君がいる…。



最近増えた虎君の着替えや私物…。



むしろ半同棲。



「やっぱ泊まる」

「なんで!?昨日も泊まったよ?」

「帰ってほしいって?そんなひでぇことをこの口が言うのか」



ムニュッと掴まれた頬…。



待って待って待って…。



マジ痛いから…。



「言わねぇよな?」

「ん!!」

「俺がいて嬉しいか」

「嬉ひー」

「カワイイヤツだなお前はっ!!」

「ギャッ!!」



なに!?



なんか超甘い…。



抱きしめられた体は宙に浮き、そのままお風呂場へ…。