途中経過・10月17日
~備えあれば、うれしい~
深夜、お酒を飲みながらドアノブ賞前哨戦を更新していたら、お酒のストックが切れてしまっている事に気づいた。
僕の心を、えもいわれぬ不安が襲う。「もし我が家からアルコール飲料がなくなってしまったらどうしよう」
僕はすぐさま近くのコンビニに買い物に出かけた。玄関先でワンコが
「出撃ですか?アタイも一緒にいきますか?」
と笑顔で尻尾を振った。
ええい、犬っころめ!貴様に俺の不安などわかるまい!
僕はワンコのおでこを撫でて、無言で買出しに出かけた。
いつものノラ猫ウォッチングポイントで、懐中電灯片手に暗がりを捜索している女性を発見した。きっと彼女も、あのノラ猫たちのファンなのだろう。
そんな彼女を抱きしめてキッスしたかったが、酒の方が先だ。
僕は足早にコンビニに急ぎ、発泡酒を購入した。
先ほどの女性は、すっかりノラ猫ポイントをすぎて、なにやら左右の通りを確認していた。僕はコンビニ袋を手に、ノラ猫ポイントを通ったが、いつものあいつ等はいなかった。もう寝ているのだろう。
猫よ。ノラ猫よ。
僕は、お前らのことがずいぶん好きだ。
かしこ
~備えあれば、うれしい~
深夜、お酒を飲みながらドアノブ賞前哨戦を更新していたら、お酒のストックが切れてしまっている事に気づいた。
僕の心を、えもいわれぬ不安が襲う。「もし我が家からアルコール飲料がなくなってしまったらどうしよう」
僕はすぐさま近くのコンビニに買い物に出かけた。玄関先でワンコが
「出撃ですか?アタイも一緒にいきますか?」
と笑顔で尻尾を振った。
ええい、犬っころめ!貴様に俺の不安などわかるまい!
僕はワンコのおでこを撫でて、無言で買出しに出かけた。
いつものノラ猫ウォッチングポイントで、懐中電灯片手に暗がりを捜索している女性を発見した。きっと彼女も、あのノラ猫たちのファンなのだろう。
そんな彼女を抱きしめてキッスしたかったが、酒の方が先だ。
僕は足早にコンビニに急ぎ、発泡酒を購入した。
先ほどの女性は、すっかりノラ猫ポイントをすぎて、なにやら左右の通りを確認していた。僕はコンビニ袋を手に、ノラ猫ポイントを通ったが、いつものあいつ等はいなかった。もう寝ているのだろう。
猫よ。ノラ猫よ。
僕は、お前らのことがずいぶん好きだ。
かしこ