━AM0:30━


うとうとしていたあたしの携帯が鳴る。

「今から急いで帰るわ!
遅なってごめん!」

エリからのメールだった。


そして間もなく、エリは帰って来た。

「朝日~!会いたかった~!」

「お疲れさ~ん!」

何か、新婚夫婦のようなあたし達…


「とりあえず一服…」

そう言って、冷蔵庫を開けるエリ。

「何これ~!めっちゃ美味しそう!朝日やるなぁ!」

そう、あたしは帰り道にスーパーに寄って材料を買い、エリの為に料理を作って待っていたのだ。


2人でビールで乾杯し、作った料理を食べる。

「朝日はええ奥さんなれるわぁ!」

そんなことを言い合って、楽しく過ごした。


「あんな、あたし風俗行こうと思ってんねん…」


一瞬エリは、すごくびっくりした顔をしたが、「朝日が決めたんやったら…」って、笑って言ってくれた。