そのままの態勢でいると緊張もやがてすぎて、居心地の良さを感じた。
『あちゃー、こりゃまずいね亮平。』
「ねー。まっいんじゃね?笑」
こんなうちらを見て明奈たちは笑っている。
『ミヤがこれ以上襲いそうだったら、止めるか!』
「そだな!」
たぶん…いや、確実に亮平君にわたしの気持ちバレたんじゃないだろうか?
でも、いいや。
せっかく今日仲良くなれたんだし、亮平君には今度ちゃんと話そう。
そんなこと考えていると、
『こらー蒼!今ボーッとしてただろ!?そんなだったら、こうするぞ!』
そう言って、ミヤくんは抱きしめてる腕に力をいれてきた。
「全然、苦しくないよ。ばーか!」
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