学校に着くと、亮平君の言った通り鍵のかかってない窓があった。
…どんだけ、無用心なんだうちの学校。笑
4人でこっそり窓から侵入。
誰もいないってわかっていても、ドキドキしてしまう。
昼は人が溢れている教室も今は違う場所みたいに静寂が覆っている。
その静寂をぶち壊すのが…
『うっわーーー!夜の学校だ!やばいー!テンションあがるね!』
「「「ちょっ、ばか!声でかいから!」」」
明奈…いつのまにそんな酔ってたの?笑
他の三人は明奈を押さえながら、声をださないように笑いを堪えるのに必死だった。
「明奈はしばらく烏龍茶でも飲んでなさい!アルコールは禁止ね!」
『私…そんな大きな声だしてないもん。』
いじけてるし。笑
しかも、その声も大きいってば。
でも侵入したり、ヒヤヒヤしたり…何もかもがいつもとは違っていて、夏のわくわくが止まらなかったんだ。
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