私は美穂ちゃんの声を避けるように、廊下にいることが多くなった。 真紀も付き合って、一緒に廊下にいてくれた。 『…まーぢかよ!それウケんなぁ!………』 人の少ない廊下で笑い声が響く。 声のするほうを見ると、ミヤ君が友達の健吾君たちと話してる。 ミヤ君はその雰囲気のせいか、クラスに馴染まず廊下にいることが多い。 今日もいつも通り廊下にたまってるみたいだ。 .