それからしばらくは何事もなく過ごせていた。 ヒロと美穂ちゃんのことはよくわからないけれど、別れてはいないみたい。 あの二人には別れてほしくない。 幸せでいてほしい。 そう願うことで私のバランスが保たれていたから。 私とミヤ君も変わらず仲良しだった。 出掛けたりは出来なかったけど、一緒に帰ったり、廊下で話したり、電話したり。 ミヤ君がいるだけで何でも頑張れる気がした。 .