すっかりミヤ君のペースで、わたしは振り回されて、マフラーも諦めた。 こうやって馬鹿にして、結局笑い話に変えちゃうんだから、かなわないよ。 ミヤ君は私が手の力を抜いたことで諦めたことがわかったのか、手を離してくれた。 私は少しいじけたふりをして、ソッポを向く。 その時… .