二人で話しをしながら、いろんな車両を歩く。 時刻は23時。 みんなそれぞれのベッドでひそひそ話している。 明かりの暗くなった夜行列車の廊下は誰にもいなかった。 「どっか座りたいね?」 『そだねー!あっここのベッド人がいないよ?』 そこは気分が悪くなった人用の、空きベッドだった。 「じゃあ、ここに座っちゃおうか?」 『そだねー♪』 .