昇降口に着くとミヤ君は誰かと話してた。 こんな時間まで一緒にいてくれる人いるんだなぁ…なんて思っていたら、後ろ姿がはっきり見えた時、私は息を飲んだ。 見間違えるはずがない、ミヤ君よりさらに背が高くて、ひょろっとしたあの後ろ姿は……ヒロだ。 .