カタンッ 「――・・・」 その先のことはよく覚えてない。 覚えてるのは安藤の顔が近かったことと 唇に何か温かくて柔らかいものが 優しく触れたことと・・・・・ 最後に安藤勝ち誇った笑みを 浮かべたことだけ。 「・・・・・」 俺はoI人で立ち尽くした。 何分たっても玲奈はこなかった。 かばんを持って教室をでようとしたとき 「あれ・・・??」 足元に見覚えのある紙袋が おちていた。