「うっわぁ−!!おいしそう♪」

「我ながらいいでき♪」

楓も、気に入ったようだ。
ちゃんと生地が膨らんでいて、チョコの匂いが漂ってくる。

「よし、冷ましたら飾り付けね♪」

楓は、ガトーショコラを冷ますためにオーブンから取り出した。

「いいにおい〜♪」

ふわって甘いにおいがする。
って、甘いの?!

「実際食べたら、そこまで甘くはないよ♪」

あたしの表情を読み取ったのか、気になったコトを教えてくれた。

「よかった・・・」

「それより玲奈、飾り付けどうする−??♪」

「えっとね、えっとね〜♪」

楓に呼ばれて、すぐにキッチンにむかった。