まぁ我慢しようと思い、
薬の包みを開いた。

中身は粉末だった。

「……げー」

一樹はキッチンに向かい、
悪いとは思ったが、
お茶を水道に流して代わりに水を汲んだ。


苦手な物を一遍に口にする気にはなれなかった。

そして覚悟を決めて、
一気に粉末を口の中に入れる。