吉野は、ガタン!と音を立てて椅子から立ち上がった。 「ちゃんと電気消して、施錠してから出なさいよ! それしなかったら、今度からあんたのみ立ち入り禁止にするから!じゃあね!」 そして、吉野は食堂から出て行った。 一人残された樋口は、 「……俺に対しては、随分素直に言えんじゃねえか」